墜落事故について
岐阜県で起きた自作ドローン墜落事故で逮捕者がでた事件は皆さんも記憶に新しいかと思います。
自作ドローンがイベントで墜落して人に怪我をさせました。
操縦士の方と交流も面識もありませんでしたが、岐阜県というだけでGDAが起こした事故だとの問い合わせが多数ありました。
当時の事故についてGDAの代表理事が専門家の意見としてニュースに出演させていただきました。あくまでのプライベートライセンスの操縦士の資格ですが、我々は免許制になることえを前提としてかなりしっかりとしたプログラム内容になっています。安全を第一に指導している以上、我々の感覚ではあのイベントそのものが許可がでていることも驚きました。GDAではあのイベントはまず許可はおりません、と指導しています。人の集まる場所でワイヤーやネットなしの8枚羽の大型ドローンでしかも自作品で備品も追加されており積載量、バランスや安全制御などの担保はどこにあるのでしょうか。
こういう意見が出だせばどんどん規制が厳しくなっていくのかとも思います。
しかしながら、ドローンの技術は日々進歩を重ね、多くの企業がより優れた機体を作り販売しています。
自作ドローンが悪いとはいいません。我々も改造したりして楽しみます。
ただ、それをイベントや人が集まるリスクの大きい場所で使用するということが理解に苦しむのです。
災害訓練の実施
岐阜県可児市の災害訓練に当協会もご協力させていただきました。
17か所で一斉に災害状況を撮影して被害状況を本部に送信するという取り組みです。
卒業生にもご協力いただき、無事に遂行できました。
広範囲で災害がおきた時や、隔離された箇所や狭い空間への偵察などはヘリや人力ではできない場合があります。その点機体の身軽さと大きさでは大きな利用価値があると考えます。
訓練ですので飛行させるポイントはあらかじめ設定されていましたが、実際の災害時には多くのリスクが伴います。
空を飛行する以上、二次災害に繋がる可能性も0ではありません。
ドローン操縦士として日々機体管理、技術維持が責務であると考えます。
日本初のドローンとスマホによる電波干渉実験が行われました。NHKによる実験に当協会もご協力させていただきました。操縦士、井上インストラクターが安全運行管理者として繰返し臨床実験が行われました。
結果として「スマホとの電波干渉はある」となりました。イベント会場などで多数の人が同時にwi-fiにアクセスした場合、ドローンは制御不能になりその場にまっすぐ下降しました。
画面が一番最初に落ちます。
本来ならドローンの電波は非常に強いのですがスマホでも何十台と同時になった場合は影響を受けてしまうことがわかりました。
その後は当協会が独自に実験を繰り返した結果、当スクールの生徒様には回避方法や注意ポイントの指導をさせていただくこととしました。
電波干渉の強い地域での飛行、撮影などのルート確認はより綿密に行う必要があります。
電波干渉実験
教育機関との連携
協会では中学や高校などの教育機関への協力も行っています。
実際にドローンに触れて、飛ばしてもらいながら今後の産業への期待や動向などをお話させていただいています。今の子供たちが社会にでて活躍なさる時には当たり前にドローンと人が共存する時代がきます。
そのためには基本的な知識と現在の動向を知ることは非常に有意義であると感じています。
今後も継続的に活動していきたいと考えています。